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  • 介護講師を目指したいけれどどんな資格が必要?
  • 介護講師って需要はあるの?
  • 仕事内容ってどんな感じ?

 

このような疑問をお持ちではありませんか?

 

介護の仕事をしている方であれば、将来のキャリアについて一度は考えたことがあるのではないでしょうか。

介護職のキャリアアップの道筋のうち、介護講師も選択肢の一つです。

 

本記事では介護講師に必要な資格について解説しています。

 

介護を「教える」立場の仕事に興味がある方は、ぜひ参考にしてください。

1.介護講師になるための基礎知識

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介護の仕事に就く前には、多くの場合何かしらの研修を受講しますよね。

 

そのため、誰もが介護講師の存在は知っていますが、どんな人が研修をおこなっているのか?どうすれば介護講師になれるのかを知っている人は少ないかもしれません。

 

まずは、介護講師の基礎知識を解説します。

1-1.介護講師とは

介護講師とは、その名の通り介護に関する知識や技術を教える講師職です。

 

少子高齢化に伴い、介護人材がますます必要となるなか、その介護人材を育成する介護講師の需要も高まっています。

 

介護職としてキャリアを重ね、さらなるステップアップを目指したい方や、教える事が好きな方に適している仕事だと言えます。

1-2.介護講師の役割と仕事内容

介護職は高齢者の生活を支えるためにも欠かせない仕事です。

そのため、介護職を目指す人たちを育てる介護講師の仕事は重要な役割を担います。

 

仕事内容と役割を簡潔にまとめると以下の内容です。

 

  • 正しい介護技術と知識を指導する
  • 常に最新情報を収集し確かな情報を伝える
  • 効果的な講義の計画や教材の選択
  • 受講者とのコミュニケーション、質問対応
  • 個々に合わせた成長支援

 

介護講師には介護の仕事を魅力として伝える役目があります。

 

受講者へのサポートやアドバイスは、それぞれのキャリアに大きな影響を与えます。

そのため、講師としての責任感と情熱を持ち職務にあたることが求められるのです。

 

1-3.介護講師の活躍の場

介護講師が活躍できる場としてあげられるのは、主に以下のような仕事です。

 

  • 介護福祉士養成校教員
  • 実務者研修の教員
  • 介護職員初任者研修の講師
  • 福祉系高校の教員
  • 講演会などで登壇

 

介護人材不足により、人材育成のための研修やスクールは増加する一方です。

 

それに伴い、介護講師はますます活躍の場が広がると予測されます。

 

2.介護講師に必要な資格と条件

2-1.職種別必要な資格の種類

介護講師が活躍する場にはいくつか種類がありますが、それぞれに必要な資格や条件が異なります。それぞれの要件は以下のとおりです。

職種

資格要件

介護福祉士養成校の専任教員

以下の3つのいずれかを満たす者

1.介護福祉士、医師、保健師、助産師、看護師又は社会福祉士の資格を取得した後5年以上の実務経験を有する者

2.大学院、大学、短期大学又は高等専門学校において、教授、准教授、助教授又は講師として、その担当する教育に関し教授する資格を有する者

3.専修学校の専門課程の教員として、その担当する教育に関し3年以上の経験を有する者

(科目により、他に要件が必要なものあり)

実務者研修の講師

以下の2つのいずれかを満たす者

1.介護福祉士としての実務経験が5年以上、且つ実務者研修教員講習会修了者

2.介護に関する科目を教授する資格を有する者

 

実務者研修教員講習会修了者

(科目により、他に要件が必要なものあり)

介護職員初任者研修の講師

介護福祉士としての実務経験が5年以上

(科目により、他に要件が必要なものあり)

福祉系高校の教員

以下の2つのいずれかを満たす者

1.介護福祉士としての実務経験が5年以上

2.介護福祉士の資格、高等学校教員免許を有し、基準を満たす研修を修了したもの

いずれの職種に関しても、介護福祉士の資格は必須になります。

 

また、担当する科目により必要な要件が別に設けられている場合もあるので確認が必要です。

3.介護講師としてのキャリアパス

実際に介護講師になるとどのようなキャリアを歩めるのでしょうか?

 

メリットやデメリット、体験談をご紹介します。

3-1.キャリアチェンジのメリットとデメリット

介護講師の仕事のメリットは、世の中に役立つ重要な仕事としてやりがいが得られる点です。

介護の働き手が減少するなかで、介護人材を育成する仕事はとても大きな意義があります。

 

自分がおこなった講義により介護を学んだ受講生が、介護職としてキャリアをスタートさせるのです。

 

介護現場で活躍する人材を多く送り出すことができれば、世の中に役立つ仕事として大きな喜びを得られるでしょう。

 

また、介護の仕事は体力を使う仕事であり、腰を痛めたり体調を崩したりすることで現場での仕事が困難になる方がいます。

 

そのため、将来的にはなるべく体力を使わない仕事環境にキャリアチェンジを考える方も少なくありません。

そういった意味で、介護職の将来的な働き方の選択肢の一つとしてもおすすめです。

 

一方でデメリットとしては、介護人材を育成する重要な役割にプレッシャーを感じてしまう方もいます。

介護講師は常に最新の知識と技術を身につけ、スキルアップしなければなりません。

 

そういった負担がデメリットに感じてしまう方もいるでしょう。

 

3-2.実際の体験談:小森塾代表のキャリアを解説

ここからは小森塾代表の経歴と共に体験談をご紹介します。


 

2014年1月

介護の仕事を辞め実家の縫製業に取り組む

2016年9月

介護業界への復帰を決断

介護福祉士実務者研修の講師の仕事を知る

フリーランス介護講師として独立

indeedにて就職活動

2016年11月

実務者研修講師デビュー

2017年1月〜2018年

仕事がなく不安定な生活。受講生が集まらずに講座が中止となり、10万円の収入が無くなることもしばしば。

2019年

個人で会場を借りてセミナーを初開催。

実務者研修教員講習会講師、介護福祉士国試対策等、活動の幅を広げる

2020年

介護施設へ出張勉強会を始める

実務者研修自社開催に成功

2021年

オンラインサロンやzoomセミナーを企画開催

合同会社小森塾設立

2022年

小森塾実務者研修 初任者研修初開講

外国人向け実務者研修を企画運営

 

アップデート介護福祉士講座 初開講

2024年

埼玉県で実務者研修開講 名古屋市で初のセミナー開催



 

介護講師を始めたのは元同僚から介護福祉士実務者研修講師の誘いを受けたことがきっかけです。

 

そして実務者研修講師の道を志し講師資格を取得。

複数のスクールと非常勤講師として契約を結ぶことができました。

 

スキルと経験を積み重ね、講師業や介護関連の仕事を中心に複数と契約し、今では合同会社の小森塾の代表として介護講師育成事業にも取り組んでいます。

4.介護講師の具体的な仕事と給与

4-1.介護講師の日常業務

介護講師といっても職場により業務内容は異なりますが、日常業務は以下のような内容があげられます。

 

  • 講義の実施
  • 講義の準備(授業の進め方の検討・資料等の作成)
  • 受講者への相談対応
  • 知識のブラッシュアップ
  • 事務作業

 

大学・短大・専門学校・福祉系高等学校の教員の場合は、クラス担任を持ったり保護者対応をしたり、授業に関する仕事だけではなく幅広い仕事内容が求められるでしょう。

4-2.介護講師の給与と待遇

介護講師の常勤で働いた場合の月収は、介護福祉士養成校の教員で20〜30万円が相場です。

非常勤の場合の時給は1,200円〜3,000円程度。

介護福祉士養成校の教員として勤務する場合には、もう少し給料が高くなります。

 

また、月給や時給ではなく講義毎に報酬が決まる場合もあります。

研修の時間や規模、開催地域により報酬は大きく異なりますが、1時間1万円というところから高額なところでは10万円が相場です。

 

介護職の給与についてさらに詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

 

【介護講師の給料は?】介護を教える仕事は稼げるのか?現役講師が徹底解説

5.まとめ

今回の記事では介護講師について、その仕事内容や資格要件などを解説しました。

介護講師になるには、介護福祉士の資格とキャリアが必要です。

簡単な仕事ではありませんが、介護職として培ったキャリアが存分に活かせる仕事です。

これからのキャリアアップを模索している方はぜひ、検討してみてください。

 

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