〒501-0561 岐阜県揖斐郡大野町牛洞496
このような疑問をお持ちではありませんか?
介護の仕事をしている方であれば、将来のキャリアについて一度は考えたことがあるのではないでしょうか。
介護職のキャリアアップの道筋のうち、介護講師も選択肢の一つです。
本記事では介護講師に必要な資格について解説しています。
介護を「教える」立場の仕事に興味がある方は、ぜひ参考にしてください。
介護の仕事に就く前には、多くの場合何かしらの研修を受講しますよね。
そのため、誰もが介護講師の存在は知っていますが、どんな人が研修をおこなっているのか?どうすれば介護講師になれるのかを知っている人は少ないかもしれません。
まずは、介護講師の基礎知識を解説します。
介護講師とは、その名の通り介護に関する知識や技術を教える講師職です。
少子高齢化に伴い、介護人材がますます必要となるなか、その介護人材を育成する介護講師の需要も高まっています。
介護職としてキャリアを重ね、さらなるステップアップを目指したい方や、教える事が好きな方に適している仕事だと言えます。
介護職は高齢者の生活を支えるためにも欠かせない仕事です。
そのため、介護職を目指す人たちを育てる介護講師の仕事は重要な役割を担います。
仕事内容と役割を簡潔にまとめると以下の内容です。
介護講師には介護の仕事を魅力として伝える役目があります。
受講者へのサポートやアドバイスは、それぞれのキャリアに大きな影響を与えます。
そのため、講師としての責任感と情熱を持ち職務にあたることが求められるのです。
介護講師が活躍できる場としてあげられるのは、主に以下のような仕事です。
介護人材不足により、人材育成のための研修やスクールは増加する一方です。
それに伴い、介護講師はますます活躍の場が広がると予測されます。
介護講師が活躍する場にはいくつか種類がありますが、それぞれに必要な資格や条件が異なります。それぞれの要件は以下のとおりです。
いずれの職種に関しても、介護福祉士の資格は必須になります。
また、担当する科目により必要な要件が別に設けられている場合もあるので確認が必要です。
実際に介護講師になるとどのようなキャリアを歩めるのでしょうか?
メリットやデメリット、体験談をご紹介します。
介護講師の仕事のメリットは、世の中に役立つ重要な仕事としてやりがいが得られる点です。
介護の働き手が減少するなかで、介護人材を育成する仕事はとても大きな意義があります。
自分がおこなった講義により介護を学んだ受講生が、介護職としてキャリアをスタートさせるのです。
介護現場で活躍する人材を多く送り出すことができれば、世の中に役立つ仕事として大きな喜びを得られるでしょう。
また、介護の仕事は体力を使う仕事であり、腰を痛めたり体調を崩したりすることで現場での仕事が困難になる方がいます。
そのため、将来的にはなるべく体力を使わない仕事環境にキャリアチェンジを考える方も少なくありません。
そういった意味で、介護職の将来的な働き方の選択肢の一つとしてもおすすめです。
一方でデメリットとしては、介護人材を育成する重要な役割にプレッシャーを感じてしまう方もいます。
介護講師は常に最新の知識と技術を身につけ、スキルアップしなければなりません。
そういった負担がデメリットに感じてしまう方もいるでしょう。
ここからは小森塾代表の経歴と共に体験談をご紹介します。
介護講師を始めたのは元同僚から介護福祉士実務者研修講師の誘いを受けたことがきっかけです。
そして実務者研修講師の道を志し講師資格を取得。
複数のスクールと非常勤講師として契約を結ぶことができました。
スキルと経験を積み重ね、講師業や介護関連の仕事を中心に複数と契約し、今では合同会社の小森塾の代表として介護講師育成事業にも取り組んでいます。
介護講師といっても職場により業務内容は異なりますが、日常業務は以下のような内容があげられます。
大学・短大・専門学校・福祉系高等学校の教員の場合は、クラス担任を持ったり保護者対応をしたり、授業に関する仕事だけではなく幅広い仕事内容が求められるでしょう。
介護講師の常勤で働いた場合の月収は、介護福祉士養成校の教員で20〜30万円が相場です。
非常勤の場合の時給は1,200円〜3,000円程度。
介護福祉士養成校の教員として勤務する場合には、もう少し給料が高くなります。
また、月給や時給ではなく講義毎に報酬が決まる場合もあります。
研修の時間や規模、開催地域により報酬は大きく異なりますが、1時間1万円というところから高額なところでは10万円が相場です。
介護職の給与についてさらに詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
今回の記事では介護講師について、その仕事内容や資格要件などを解説しました。
介護講師になるには、介護福祉士の資格とキャリアが必要です。
簡単な仕事ではありませんが、介護職として培ったキャリアが存分に活かせる仕事です。
これからのキャリアアップを模索している方はぜひ、検討してみてください。