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  • 介護講師って給料はどれくらいもらえるの?
  • 現場の介護職より給料はアップする?
  • 将来キャリアアップできる?

介護講師の仕事に関してこのような疑問を感じている方も多いのではないでしょうか。

 

介護職からのキャリアアップとして注目の介護講師。

 

この記事では介護講師の給料やキャリアパスについて解説しますのでぜひ参考にしてください。

 

1. 介護講師の給料についての基本情報

 

まずは、介護講師の給料について確認していきましょう。

1-1. 介護講師の平均給与

介護講師にはさまざまな職種がありますが正社員の平均給与は20〜30万円、非常勤の場合の時給は1,200円〜3,000円が相場です。

 

ただし、どこかに所属するのではなく個人で活動する場合には、1回の講義ごとに報酬が決められるケースも多く、講義にかかる時間やカリキュラム内容、地域によって報酬が異なります。

 

介護講師といっても教える場はさまざまなので、給与形態や報酬も千差万別です。

 

介護教員の職種別の一般的な給料は以下の通りです。※常勤採用の場合の例

 

介護福祉士養成校教員

月給26〜35万円

実務者研修の講師

月給20〜25万円

介護職員初任者研修の講師

月給20〜25万円

福祉系高校の教員

月給36万円

講演会など

5万円~数十万円

※講師によって異なる

公立の福祉系高校で働く教員の給与は、公務員の教諭と同じ扱いになります。

私立高校の場合であっても、給与は公務員の給与規定に準ずることになっているため、いずれも大きく変わらないと考えて良いでしょう。

 

2. 介護講師の給料に影響する要因

 

介護講師の給料は、キャリアや職場によっても異なります。介護講師の給料に影響する要因を確認しておきましょう。

2-1. 経験年数と資格

介護講師の給料には経験年数と資格が影響します。

そもそも介護講師になるには介護福祉士の国家資格と5年以上の実務経験が必要ですが、さらに条件を満たさなければ講師として教えることができない科目もあります。

幅広いカリキュラムを担当できるように、より多くの要件を満たすことがキャリアアップにつながるでしょう。

 

たとえば、介護福祉士養成校教員で授業を受け持つための要件が定められているカリキュラムに、以下の2科目があります。

領域「介護」

1.介護福祉士の資格を取得した後、5年以上の実務経験を有する者であること

2.厚生労働大臣が定める基準を満たす講習会(介護教員講習会)の修了者、その他、そのものに準ずる者として厚生労働大臣が別に定める者

領域「こころとからだのしくみ」

1.医師、保健師、助産師又は看護師の資格を有したあと5年以上の実務経験を有する者

2.厚生労働大臣が定める基準を満たす講習会(介護教員講習会)の修了者、その他、そのものに準ずる者として厚生労働大臣が別に定める者

 

介護職から介護講師を目指す方は、領域「介護」が教えられるように、介護教員講習会を修了しておくのがおすすめです。

 

また、実務者研修講師になるためには、実務者研修教員講習会を修了する必要があります。

これにより「介護過程Ⅲ」のカリキュラムを担当する資格も得られるため、キャリアアップを狙うのであれば受講は必須です。

 

介護職員初任者研修は介護福祉士としての実務経験が5年以上あれば、授業を受け持つことができます。

ただし「障がいの理解」のカリキュラムは、障がい福祉サービスで3年以上の実務経験が必要です。

また、「介護における尊厳の保持・自立支援」の人権啓発に関する基礎知識のカリキュラムに関しても、人権啓発に関するキャリアが必要になります。

 

要件を満たしていれば、他の講師と差別化できるチャンスなので確認してみましょう。

 

2-2. 勤務先の種類と地域差

介護講師がより高い報酬を得るためには、勤務先についてもよく検討する必要があります。

活躍できる場には以下のような勤務先があり、給料についてもそれぞれ異なります。

 

  • 介護福祉士養成校教員
  • 実務者研修の教員
  • 介護職員初任者研修の講師
  • 福祉系高校の教員
  • 講演会などで登壇

 

実務者研修や介護職員初任者研修の講師よりも、介護福祉士養成校教員や福祉系高校の教員の方が給料が高い傾向です。

ただし、講義を受け持つだけでなく、クラスの担任を持つ場合があります。

教員として生徒へのサポートや保護者対応などより多くのことが求められるため、適性を見極めて職種を選択する必要があります。

 

また、介護講師の給料に限ったことではありませんが、首都圏や東海地方、関西地方をはじめとする大都市と比較すると地方の給与は低い傾向です。

 

地域差があることも頭に入れておきましょう。

 

3. 介護講師の給料の比較

 

ここからは、介護講師の給料を他の職種と比較してみます。

3-1. 他の介護職との比較

厚生労働省の「令和4年度介護従事者処遇状況等調査結果」によると、介護職の基本給は約18.6万円でした。

他に介護に関わる職種としては、生活相談員が21.4万円、介護支援専門員が22.1万円となっています。

ただし、基本給はボーナスや各種手当を抜いた給与額です。

介護職の場合は、夜勤回数や保有資格、勤続年数などが給料に大きく影響します。

 

最近では、介護職の処遇が見直されているため、各種加算などにより給料も改善されつつあります。

3-2. 他の教育職との比較

介護講師と他の教育職との給料を比較してみましょう。

小学校教員

月給33万円

中学校教員

月給34万円

高等学校教員

月給36万円

特別支援学校教員

月給34万円

塾の講師

月給27万円

日本語講師

月給24万円

 

介護講師の平均給与は20〜30万円です。学校の教員よりは低いものの、塾や日本語講師といった他の講師職と同じくらいの給与水準と言って良いでしょう。

4. 介護講師の給料アップの方法

4-1. スキルアップとキャリアパス

介護講師としてスキルアップするためには日頃の研鑽が必要です。

高齢化社会を取り巻く現状は日々目まぐるしく変化し、介護保険法も3年に1度のペースで改正されます。

介護講師は常に介護業界の情報にアンテナを張り、知識や技術をアップデートしておくことが求められます。

 

介護に関する知識だけでなく、講義を効果的に行うスキルも重要です。

適切な教材の選択や授業の進め方の工夫により、講義内容をブラッシュアップしていかなくてはなりません。

一方的に講義するだけでなく、受講者へのフィードバックや質問対応力などのコミュニケーションスキルを向上させることも大切です。

 

受講者から信頼を得られるような講師になることがキャリアアップにつながるでしょう。

 

5. 【体験談】小森塾代表の介護講師としてのキャリア事情

ここからは小森塾代表の経歴と共に体験談をご紹介します。

2014年1月

介護の仕事を辞め実家の縫製業に取り組む

2016年9月

介護業界への復帰を決断

介護福祉士実務者研修の講師の仕事を知る

フリーランス介護講師として独立

indeedにて就職活動

2016年11月

実務者研修講師デビュー

2017年1月〜2018年

仕事がなく不安定な生活。受講生が集まらずに講座が中止となり、10万円の収入が無くなることもしばしば。

2019年

個人で会場を借りてセミナーを初開催。

実務者研修教員講習会講師、介護福祉士国試対策等、活動の幅を広げる

2020年

介護施設へ出張勉強会を始める

実務者研修自社開催に成功

2021年

オンラインサロンやzoomセミナーを企画開催

合同会社小森塾設立

2022年

小森塾実務者研修 初任者研修初開講

外国人向け実務者研修を企画運営

 

アップデート介護福祉士講座 初開講

2024年

埼玉県で実務者研修開講 名古屋市で初のセミナー開催

 

介護講師としてデビューした当初は求人サイトで就職活動をするなど苦労もありましたが、今では介護講師を主軸とした事業で合同会社を設立できるまでになりました。

 

6. まとめ介護講師だけでも生活できるだけの給料は稼げる

今回の記事では、介護講師の給料について解説しました。

介護講師の給料は勤務先や働き方によってさまざまですが、生活できるだけの給料は稼げる職業です。

働き方や働く場所を工夫し、自己研鑽を積むことでキャリアアップも見込めます。

 

介護職からのキャリアチェンジとしてぜひ検討してみてください。

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