お世話をしてあげる
その感覚は見抜かれる??

【お見通し。そしてウワテですよ】

 

「あの人が遅番の時は利用者が落ち着かない。トラブルが絶えない」

 「あの人が夜勤の時は色々大変そう」

 

入所系の施設では

あるあるではないですか??

 「認知症の理解」

の講座をする際にお話する内容。

 

ほぼ100%の会場で

どよめきと失笑が生まれます。

 やはりあるんだなと。

 

人は人を見ている。

当たり前のこと。

 

認知症を有されている方ももちろん。

 

ここからは個人的見解かもしれませんが

認知症の方こそ

「見ている」のではないか??

 

何をみているか。

視野は狭くなると言われています。

 

「この人は自分の味方がどうか」

「自分のことを大事に思ってくれる人か」

 

この部分を見抜く力というのは

むしろ研ぎ澄まされているのではないかと

現場時代によくハッとされられました。

 つまり

スタッフのことをよく見ているということ。

ご利用者にとってスタッフが「敵」か「味方」か。

ある意味死活問題。

 

敵であればなんとかせねばならない→スタッフからすればBPSD(行動心理症状)なんて言われる。

 味方であれば、不安は強くてもこの人についていこう。→穏やかな夜。

 

これは偶然ではなく

必然ということ。

 ご利用はお見通しです。

 

介護職の感情や資質が

合わせ鏡のように

返ってきます。

 

20年前

恩師である○○先生から言われた言葉。

「ケアをしようなんて思い上がってはならない。お年寄りの方の方があなた達よりもはるかにウワテだから。勘違いしてはいけません」

 と、真剣に怒られたことがあります。

 

その時には気付けなかったですが。

今なら分かります。

 人生の大先輩であるご利用者は

私達のことを

よく見極め

受け入れ

お互い様の関係なんですよと。

 

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