富士山の体操、ぶん殴るぞ?

介護現場(特にデイサービス??)は、カラオケや音楽鑑賞等、どんな歌を選曲しているだろうか??

高齢者の好きな食べ物は?と聞かれたら、なんて答えますか?

 

このブログは高齢者イコール○○といったくくりはもうできないかもというお話。。

 

事例を3つ

 

事例1

私が20歳の頃に勤めていた特養の施設長(60歳)の職員会議での訓話。

(何故この話になったのかは記憶が曖昧)

「もし僕が(施設長が)高齢になりデイサービスに通うことになったら、赤いリンゴを歌わされたり富士山の体操をさせたらぶん殴ってやるからな。我々はブルース全盛だからな。」

と。

 

事例2

あるデイサービスの午後のひと時に、若いスタッフが音楽をタブレット端末で探してスピーカーで流していた。便利な世の中。

選曲は「軍歌」

あまり反応がなかった様子。

 

 

事例3

私の祖母春子氏(90歳)とランチに行くことに。

「婆さん何食べたい?」

「カツ丼がええ!」

やる気を見せてくれました!

しかも普通盛りを8割摂取

そしてその後の春子氏

「ケンタッキーいきたいわ。ケンタッキーをあんたの子供に買ったりたいで」と。

「ありがとう、婆さんが食べたいんか??」

→はにかみながらうなずく(笑)

 

 

昔に比べ、物は豊かになり、価値観の多様化も進んだ。

もちろん様々な選択肢も増えた。食べ物は特に。

「個別ケア」を推奨といいながら、対象者の「個」の理解は進んでいるだろうか??

 

多様化が進む中、収集しなければいけない情報や尊重しなければならないこだわりは、以前よりも増しているかもしれない。。

 

「時代の変化」は、介護を受ける対象者にも同様に起こっていることを忘れてはならない。。

 

 

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