〒501-0561 岐阜県揖斐郡大野町牛洞496
【実務者研修を自社で行うためには?】
「実務者研修教員講習会」の講師をしていると
「自社で今後実務者研修を開講したい、する予定がある」方が受講されることがあります。
講習会を修了すると、修了証が授与され、実務者研修に登壇し、教えることが許されます。
しかし、実務者研修を寺社で開講するためには
いくつかのハードルをクリアする必要があります。正直、簡単ではありません。
実務者研修を自社で開講するための、クリアしなければならない要件があります。
◎計画書と申請書の提出 それに伴う物品等の 準備
◎カリキュラムは自社で作らなければならない
◎通信課題を準備し、運用しなければならない
◎講師として自立しなければならない
【計画書と申請書】
岐阜県の場合は、開講予定から9ヶ月前に
「介護福祉士実務者養成施設設置計画書」
を県に提出しなければなりません。
更に、開講3ヶ月前には
「介護福祉士実務者養成施設設置申請書」
の提出もあります。
岐阜県の様式のリンクを貼っておきます。
(自治体によって変わるかもしれません)
https://www.pref.gifu.lg.jp/uploaded/attachment/101442.doc
とにかく沢山の書類を揃える必要があります。
特に大変なもの
◎学則
◎カリキュラム
◎物品の目録
◎通信課題の提出
他にも沢山!
細かいチェックが入るので、一回ではまず通りません。
医療的ケアについては必要物品が多いので、準備段階で苦労するかもしれません。
【カリキュラムは自社で】
実務者研修教員講習会でお伝えできるのは
実務者研修のカリキュラムではありますが、そのまま持ち帰ってできるかというと、会社によってはまちまちだと思います。
使用するテキストによっても違いますし、国からでているカリキュラムは非常にざっくりとしています。
教科書通り進行したとしても
「介護過程の展開」は個人ワークが必須?です。
(介護計画書の立案まで必要)
一から考えるのは非常に難しいです。
【通信課題】
全時間を通学で行うならよいのですが、現実問題不可能かと思います。
介護過程Ⅲ以外を通信過程で行うためには、課題の準備が必要です。(この時点で何のことかわからない場合ありますよね笑)
紙ベースで作成か、中央法規さん等々のweb学習システムを使用するか、決めなければなりません。その運用と管理、採点等の体制も整えなければなりません。
【講師としての自立】
大手講座会社と違い、講師を育てるという体制は存在しません。自身で学び、授業案を作成する必要があります。授業の質を上げるには、自身で勉強を重ねる必要があります。
自分の教えていることが合っているか、確認する術がないのが不安なところです。
【まとめ】
自社で行う場合、おそらく殆どのケースが
役職を持った方が、自身の業務との兼務という形で、準備と実践をされると思います。
なかなか大変なことです。
実務者研修の機能を自社で持つために、「外注」することができます。
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