介護福祉士国家試験が難しくなる理由と対策法を現役講師が解説【2025年版】
- 2025年8月5日
- 読了時間: 4分

介護福祉士国家試験は、毎年7万人以上が受験する介護業界最大の国家資格試験です。
しかし、「範囲が広くて大変」「思ったより難しかった」という声も多く聞かれます。
この記事では、最新の合格率データと正しい試験科目構成をもとに、試験が難しいと感じる理由と、合格を目指すための具体的な対策法を現役講師が解説します。
1. 介護福祉士国家試験の合格率【最新データ】
2025年1月に実施された第37回試験の結果は以下のとおりです。
受験者数:75,387人
合格者数:58,992人
合格率:78.3%
近年の合格率推移は以下のようになっています。
試験回
実施年
合格率
第35回
2023年
84.3%
第36回
2024年
82.8%
第37回
2025年
78.3%
一見高い合格率ですが、全員が受かるわけではない試験です。特に、初めて受験する人や独学の受験生は、範囲の広さに苦戦するケースが多いです。
2. 介護福祉士国家試験の出題科目と構成
試験は全125問のマークシート式で、以下の13科目(11科目群)から出題されます。
領域
科目
出題数の目安
人間と社会
人間の尊厳と自立、人間関係とコミュニケーション、社会の理解
約18問
こころとからだのしくみ
発達と老化の理解、認知症の理解、障害の理解、こころとからだのしくみ
約40問
介護
介護の基本、コミュニケーション技術、生活支援技術、介護過程
約52問
医療的ケア
医療的ケア
約5問
総合問題
事例問題(複合問題)
約12問
✅ 合格基準
総得点の60%前後(75点前後)
全11科目群で1点以上得点が必要(一部科目が0点だと不合格)
3. 介護福祉士国家試験が「難しい」といわれる理由
① 出題範囲が広大
13科目・125問と、覚える範囲が膨大です。苦手分野があると点数が伸びず、対策が不十分なまま試験日を迎える受験生が多くいます。
② 法改正・最新知識が出題される
介護保険制度や福祉政策は数年ごとに改正されます。古いテキストで勉強していると、最新問題に対応できないことがあります。
③ 応用問題・長文問題が増加
暗記だけでは解けない事例問題が増えており、「考える力」「現場をイメージした対応力」が求められるようになっています。
④ 科目別の足切り制度がある
総得点が合格ラインを超えていても、どれかの科目群が0点なら不合格です。苦手科目を放置することはリスクになります。
4. 難易度を下げる!合格への具体的対策法
① まずは過去問で実力を把握
最初からテキストを読むより、過去問1年分を解くことが先決です。
自分の得意・苦手分野を把握し、重点的に勉強する科目を見極めましょう。
② 出題率の高い科目から攻略
毎年ほぼ必ず出る問題から優先的に覚えます。
認知症の理解(4大原因疾患、BPSD)
発達と老化の理解(加齢変化)
介護過程(8問前後で得点源)
医療的ケア(基礎問題が多い)
法律・制度(介護保険、ケアマネ関連)
③ 過去問は3回以上繰り返す
1回だけでは記憶が定着しません。
3回以上解き、同じ問題を見たら即答できるレベルを目指しましょう。
④ 苦手科目は「1点死守」
全科目群で1点以上必要なので、不得意分野でも1~2問は正解できるように準備しましょう。
⑤ 試験直前は新しい問題集に手を出さない
ラスト1か月は「自分が使ってきたテキストと過去問」に集中。
新しい教材を買ってしまうと、情報が分散し得点力が下がる原因になります。
まとめ
介護福祉士国家試験が難しい理由は、
出題範囲が広い
法改正対応が必要
応用問題が増えている
科目ごとに足切りがある
の4つです。
ですが、過去問を軸に出題率の高い分野から勉強を進めれば、一発合格は十分に可能です。まずは自分の実力を知り、効率的な学習計画を立てて挑みましょう。
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