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小森塾 介護指導員
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執筆者

小森 敏雄

合同会社小森塾 代表 / 介護講師

2002年に介護福祉士を取得し、介護現場へ就職。准看護師資格取得後は、介護主任・生活相談員・看護助手など幅広い現場を経験。20代半ばから養成校や資格取得講座で講師を務め、2017年に介護講師として独立。2021年に合同会社小森塾を設立し、介護福祉の本質と、根拠を語れるプロの育成に取り組んでいる。

詳しい紹介はこちら ▶https://www.komorijuku.jp/ourstory

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「現場に出ると、小森先生の声が聞こえてくるんです」実務者研修5日間で、介助の“あたふた”がストンと落ちた

12 時間前
読了時間: 4分

介護の資格を取っても、「現場でちゃんと使えるようになるのか」は別の話です。

今回お話をうかがったのは、岐阜県内の介護施設に勤めるA様。

職場から3名で小森塾の実務者研修を受講し、この日は5日間(※スクーリング日程)の締めくくりとなる実技試験を終えたばかりでした。試験直後、緊張がまだ抜けきらないA様に、講師の小森がその場で話を聞かせてもらいました。

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「頭が真っ白になった」のに、身体は動いていた

小森:お疲れさまです。試験、どうでした? A様:もう、緊張して全部飛んじゃいました(笑)。 小森:えっ、そうですか? 見ていてびっくりしたんですよ、めちゃくちゃ上手でしたよ。 A様:そんなことないです、そんなことない。

小森:細かいところまで意識できていましたよね。「次は足だな」とか、注意しながら順番に進めていて。普通に上手でしたよ。本番で何が出るか分からない中でそれができるって、本番に強いということだと思います。

A様:ありがとうございます。

“頭が真っ白になった”と本人が言うほど緊張していても、手順が身体に残っている。 これは、頭で覚えた知識ではなく、根拠を理解したうえで反復した技術だからこそ起こることです。

現場で思い出すのは、教科書ではなく「先生の顔」


小森:実技のことは一旦置いておいて。実務者研修の5日間、率直にどうでしたか?

A様:今までは考えたこともなかったことが、すごく増えました。介護しながら「あ、小森先生こう言ってたわ」って思い出すんです。

小森:たとえばどんなことですか?

A様:「背抜き」とか。あとは、抹茶やコーヒーにとろみを入れると飲みやすくなるとか、服を着ていただいてから移動するとか。今まであたふたっとやっていたところが、なんかストンと落ちて。

小森:ストンと落ちる、いい表現ですね。

A様:先生の顔を思い浮かべながら「あ、ここはこうかな」って思って。その姿が浮かぶから、「ああ、こうやって言ってたな」と思いながら、なんだか楽しくやってます。

小森:それは……本当にうれしいです。


小森塾が研修で徹底しているのは、「なぜそうするのか」という根拠をセットで伝えることです。

手順だけを覚えると、現場で状況が少し変わっただけで応用が効きません。根拠まで理解していると、目の前のご利用者に合わせて自分で判断できるようになります。

A様が現場で講師の言葉を思い出せるのは、その根拠が記憶に残っているからです。


90分の社内研修と、5日間の実務者研修の違い

A様:社内研修って90分じゃないですか。こういうのに比べると、本当に微々たるものですね。

小森:そうですね。

A様:それでも、利用者さんに「あ、こういうこと言ってたな」「あ、うまくできんかった」って繰り返して、だんだんちょっとずつ上手くなったかなとは思います。

小森:素晴らしいです。新人の頃から知っていますけど。

A様:そうそう、あの頃は何もできなくて(笑)。でも、なんとか続けることができました。


「モデル役」で気づいた、“やってあげすぎ”ていた自分

研修中に印象に残ったこととして、 A様が最初に挙げたのが「できることは自分でやっていただく」という視点の転換でした。

きっかけは、自分がご利用者役(モデル)を体験したことだったといいます。


小森:実務者研修を受けて、印象が変わったことはありますか?

A様:できることは自分でやっていただく、ということですね。自分がモデルさんになってみて、「右手は使えません、でも左手と左足は使えます」という状態でやってみたら、結構できるんですよ。

小森:介助しすぎていた、という感覚ですか?

A様:そうです。ちょっかい出しすぎというか、やってあげたかったというか。

小森:最初に「これ、全介助でいいんですか?」って聞かれたの、覚えていますか?

A様:はい(笑)。でも、全介助じゃなくても、理由を伝えて指示が通れば、すごくできるんだなって。モデルをやってみて、「あ、この人、結構できるんだな」ということを学びました。

小森:モデル体験で学ばれたんですね。

A様:そうです。「あ、できるね、じゃあできるわ」と思って。ボタンもやらなくても、ご自身でやってもらえるわって。楽できるんですよ、私が。

小森:それ、めちゃくちゃいいですね。最高です。


「やってあげる」から「できることを見極める」へ。

これは自立支援の根幹であると同時に、介護職の負担そのものを軽くする考え方でもあります。

A様の「楽できる」というひと言は、自立支援が理念だけの話ではないことを端的に表しています。

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▼「考える介護福祉士」になるための、実務者研修

なぜそのケアをするのか。根拠を言葉にできる介護職は、現場で確実に信頼されます。

小森塾の実務者研修は、資格を取るための研修ではありません。

あなたが現場で経験してきたことと知識を紐づけながら、「考えて動ける介護福祉士」を育てる講座です。

介護福祉士国家試験の受験資格につながる、キャリアの分岐点でもあります。


・日本人向けクラス/外国籍の方向けクラスをご用意しています

・岐阜県の就学資金制度をご利用いただけます

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